卒園・卒業、入学式には着物で出かけよう！TPOに合わせたお着物選びのポイントは？？｜小山市のフォトスタジオ

卒園式・卒業式・入学式など、フォーマルな場面で着用する着物には種類があります。
一番上の格式の「礼装」、そして、その次に格式高い「準礼装」です。
「礼装」とは黒留袖・色留袖、「準礼装」とは訪問着・色無地のことを指し、この「準礼装」がお母様の装いにとてもおすすめです。

訪問着は結婚式やパーティーのお呼ばれにも着ていくことができますので、実は着用機会の多い着物でもあります。
一枚持っていれば、帯や小物の合わせ方を変えることで、卒園式にはお別れを感じさせるコーディネート、入学式にはスタートを感じさせるコーディネートのように、着回しもできます。
ここで、卒園式・卒業式・入学式に着用する着物選びのポイントをご紹介したしますね！

訪問着は、卒業式や入学式だけでなく、結婚式やパーティーのお呼ばれにも◎
一枚あれば、帯や小物の合わせ方を変えることで、卒園式や卒業式、入学式にも着回しが可能です。
お子様の入学式・卒業式の付き添いには、紋入り・紋なしどちらの訪問着も着用することができますが、幅広い場面で訪問着を着用したい！という方は、紋の入っていない訪問着を選ぶとよいでしょう。

卒園式・卒業式・入学式の主役は、あくまでお子様です。
お母様は付き添いとして、格を少し下げた装いが上品になります。
模様を染め入れず、一色染めした「色無地」は、そのようなシーンにふさわしい格の着物！
柄のある着物は、季節や場所に合っているのか迷ってしまいますが、色無地なら心配ありません。

お洋服だと派手になりやすいパステルカラーも、着物ですと上品に着こなすことができます。お顔写りも華やかになり、門出にふさわしいものになるでしょう。

おすすめは、淡いピンクや薄黄色のお着物。
淡いグリーンや黄緑色の小物を指し色に使うと、春のシーズンに合う、優しい装いになります。

パステルカラーが苦手という方には、シルバーグレーやホワイトベージュ、薄いパープルなどもおすすめです。帯締めや帯揚げに明るい色目を入れれば、華やぎを演出することもできます。

色無地には、「紋」（お背中に入っている家紋）が入っているか、入っていないかで格が変わります。

「紋」の多さで格が変わり、多いほど格は上がります。
「一つ紋（お背中に家紋が一つ）」は、フォーマルなシーンに着用いただけます。卒園式・卒業式・入学式であれば「一つ紋」が望ましいですが「無紋」のものでも問題はありません。

着物に合わせるバッグは、和装用バッグでなく、洋装のものでも合います！
着物用のものは、コーディネートにはぴったりですが、着物以外に使用するのが難しいですよね。

普段使いのバックでも、形・大きさのポイントを抑えれば、使用可能です。

形は、着物に引っかけて傷つけることのないよう、角がなめらかなものを選びましょう。
裾の柄を隠してしまわぬよう、縦長より横長のものがおすすめです。
持ち手の短いものを、両手で添えるように持つと写真写りも綺麗です。

大きさは、貴重品と少しの小物が入る程度の、小ぶりなものを選びましょう。
卒業アルバムや入学案内など、当日頂いた資料が入るような、少し大きめのサブバッグを合わせて持っていくと便利です。サブバッグは、黒またはクリーム色などの単色を。

着物に合わせるバッグとして、ブランドロゴが入っているものはおすすめしません。また、ファーがついているものも毛が立ってしまうため好ましくありません。

「卒園式と入学式に同じ服を着ていくのは…」と思う方がいるかもしれません。
セットアップやフォーマルスーツだとアレンジが難しくなりますが、着物は半衿、帯揚げ、帯締めなどの小物で違う印象に変えることができます。

着物は、年齢による体型変動にも対応出来ますし、初心者にもとても簡単にコーディネートが可能です。おめでたい席に、より場が華やかになり、周囲からも喜ばれます。

自分らしいコーディネートを楽しめるのも着物の魅力であり、飽きずに長く着ることができます。
着物デビューにふさわしいシーズン。ぜひお試し下さい！